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私は自分の住まいのある余川で2.3人のサポーターと教室をやっている。
南魚沼市では関口陽子先生が養成されたサポーター 200名ほどが、それぞれ自分の家の近くの集会所で教室を開設している。

遠山ひろみ3 遠山ひろみ2

余川は教室開設7年目になる。参加者は余川地区の高齢者で「50円・タオル・水」を小さなバッグに入れて誘い合ってやってくる。参加者のほとんどが農家。
教室は火曜日午前60代~70代、午後70代後半~90歳。午後の「ゆったり教室」は参加者20数名だが、雪が降りしきる冬は減る。午前の内容は基本通り、午後は高齢者向きに。
当初年齢に関係なく始めたが、高齢者は次々と辞めていった。「ゆったり教室」をつくったら、大勢の方が参加してくれるようになり喜んでいる。

遠山ひろみ4

火曜日1時頃になると、普段人通りのない道を高齢者の方が公民館目指して寄ってくる。
「体操の後は身体が軽い、みんなの顔を見られる」など1週間に1度の体操を楽しみにしている。
始まる前は賑やかにおしゃべりをしているが、体操が始まるとさっとサポーターのほうをみて真剣な眼差しで指示を聞く。この集中力はすごい。サポーターがやることを飛ばすと「○○忘れているよ」とのご指導。

「歩いて棺桶まで」が合言葉の南魚沼市。教室参加者はこの言葉を納得しているようだ。寝たきり半年の方が体操に参加するために頑張り、送り迎えしてもらいながらから、送迎なしで歩いてくるようになった。この心意気には感心している。筋力づくりとともに自立した生活の大切さを、体操を通して学んでいるようである。
ずっと田畑の作業に携わってきて膝が曲がらない人、背骨が曲がって横になれない人、大きな手術を受けた方など何かしらの病を抱えている方が多い。
「歩くのが楽になった」「正座ができるようになった」などの声、私たちが一番驚いているのは、血圧が下がったということ。最高血圧が200近い方が多くて体操できるかと心配だったが、少しずつ下がり始め、今では140~120台まで下がった方も。
「この体操はおれに一番合っている」そんな言葉に喜びを感じボランティアとしてがんばっている。
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